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【一人会社の独学経理術 Lv.2】仕訳実践〜マネーフォワードクラウド会計で「売上」の自動仕訳

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タコキンのカツカツ経営ブログ|仕訳実践〜マネーフォワードクラウド会計で「売上」の自動仕訳


マネーフォワードクラウド会計の自動仕訳のちょうどいい題材として、「売上」科目でやってみます。


なお本サイトでは会計ソフトとして・

マネーフォワード クラウド会計

の話題を中心に書いております。 (というか他の会計ソフトを使った経験はほぼほぼ無いのでご了承ください...)

合同会社タコスキングダム|タコキンのカツカツ経営ブログ


では自動仕訳を使い方の話から進めていきましょう。


自動仕訳の利用手順

前の記事の内容で説明した

「金融機関データ連携」機能

を設定しておいた場合、取引があった当日のマネーフォワードクラウド会計のダッシュボードを覗くと、以下の図のように

未仕訳*件

というお知らせが表示されています。
ということでこのお知らせアイコンをクリックしましょう。

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すると

自動で仕訳

のページに移って、未仕訳の項目が提示されている状態になっていることが分かります。
勘定項目も自動でそれらしい名前がピックアップされているのですが、システム側から推測された勘定項目が違う場合には別の勘定科目に選び直します。
登録した後でも編集機能で手直しできるのであまり詳細は拘ることもありません。 登録内容を確認したら

[登録]

ボタンをクリックします。

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仕訳を登録して処理されると、即時登録した内容が表示され、該当の仕訳は未登録リストから削除されたことが分かります。

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これで仕訳は完了です。とても楽ちんですね!

登録内容の手直し

先程の自動仕訳で修正するべき内容を放置していたり、保留していたものを追記する場合には、

[会計帳簿] > [仕訳帳]

にアクセスします。

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仕訳帳のページから先程登録した仕訳を行を探し、右端の

[編集]

ボタンを押します。

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すると変更可能な項目上で、コンボボックスやテキストインプットが表示されますので、修正したい項目を編集します。
編集後は

[保存]

ボタンを押して、変更内容を適用させて修正作業の完了です。


勘定科目で「売上」は"貸方"

経理のずぶの素人である著者ですが、未だに勘定科目を一目みて、借方か貸方か判断に戸惑います。
まだまだ個人的に勉強が不十分な状態ですが、自動仕訳を利用したら、勘定科目がどっちだったか自動で判断してくれるのは非常に有り難い機能です。
クラウド会計側は「売上」を迷うこと無く"貸方(右側)"へ仕訳けています。
「...へぇ、売上は貸方だったんだ」と割り切ってしまうと、そこまでの話ですが、一人会社の経理を覚える身としては勉強はならないので、一旦ここで覚え方を確認しておきます。
ちなみに複式簿記の借方・貸方の概要は

別のブログ

にまとめていますので、基本を忘れてしまった場合には一読ください。


そこでも解説していましたが、仕訳の五大科目の一つに、

売上科目

があります。
勘定科目の「売上」は、スバリこの売上科目に該当します。
そして売上科目の原則としては、

「増加は貸方(右)・減少は借方(左)」

です。
ということで、今回の「売上」はお金が増加するタイプの勘定科目ですので、"貸方(右)"に仕訳けるのが正解です。

損益計算書(P/Lシート)に結び付けて覚える

先程のように仕訳の五大科目から言葉で覚えると記憶に残らないのは著者だけしょうか...もっと頭に印象を残すためには、いかんせんもっとビジュアルに訴えかける覚え方が必要です。
2大決算会計報告書である『賃借対照表(B/Sシート)』と『損益計算書(P/Lシート)』は、経理担当だけでなく経営者ならば必ず読めるようになっておくべきものですが、
このうちP/Lシートを解釈することで、

「増加の売上科目は貸方(右側)」

というのを印象付けることができます。

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P/Lシートの構造を見ても分かるように、日々の仕訳で積み上げられた増加の売上科目は最終的にP/Lシートの右側(貸方)へと累積されていくことになります。
それゆえに、増加する売上科目が右側以外に書かれていると最終的なP/Lシートの集計結果に異常が発生してしまうことになります。
ちなみに

減少の売上科目

というのは、返品払い戻しなどによる売上金の減少などを指した勘定科目が該当します。 この場合には借方(左側)に仕訳けます。


まとめ

今回はマネーフォワードクラウド会計の自動仕訳の利用手順を、勘定科目「売上」の例を取り説明していきました。 自動仕訳は適切な勘定科目を提案し、良い感じに勘定科目に応じた正しい仕訳を行ってくれる便利さがありますが、全てをシステム任せにしないで、時間があればじっくりその仕訳内容の中身を理解するのが一人会社の経理には重要になってきます。
地道に会計のお勉強を続けていきましょう。