【一人会社の経理ごと】初めての法人の年末調整: e-Tax(イータックス)ソフト(WEB版)の初回設定手順
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12/12/2019
02/14/2020
03/30/2020
08/30/2021
※この2021年現在でe-Taxソフトには、簡易申請などが行える
WEB版
ダウンロード型
またこの記事の内容ではe-Taxソフト(WEB版)のセットアップ方法を特集していますが、ユーザー登録作業などのダウンロード版(DL版)との共通の項目もあるので、e-Taxソフト(DL版)を使いたい方であっても先んじてWEB版が使えるようにすると良いでしょう。
e-Taxソフト(ダウンロード型)の導入手順に関しては以下のリンク先の記事で解説しています。
さて、年の終わりも感じられる頃になると、一人会社の経営者にとっては忘れてはいけない年末調整の時期がやってきます。
本稿を書いている時点では、お給料なんて支払ったら、秒で蒸発してしまう財政状態のため、しばらくはお給料をゼロ円支払っておるわけですが…一年以上先を見据えて、
年末調整
今回はe-Tax(WEB版)の利用者識別番号を手続きするまでをやってみたいと思います。
マイナンバーカード
兎にも角にも、国税電子申告システムを使うには、(法人の場合には代表者の)マイナンバーカードを入手しておきたいところです(電子申告にも幾つか手段はあるようです)。
ネットで検索すると、マイナンバーの取得方法に関する内容がたくさんヒットしますので、ここでは割愛します。
ちなみに、著者はマイナンバーカードの申請から取得まで、ジャスト三週間かかりました。 これから電子申告に切り替えられる方は、マイナンバーカードの取得時期を考慮して申請してみてください。
ICカードリーダー
マイナンバーカードが取得できたら、次はICカードリーダーを入手しておく必要があります。
ちなみに、マイナンバーカード受け取ったその日に、近所の唯一の家電量販店に、下のカードリーダーを勢い余って3,300円程度で購入してしましたが、Amazonでみると、2,500円もしないジャン…これから検討されている方は、少し調べてからにした方が良いですね。
ちなみに、e-Taxにしっかり対応していると謳っているICカードリーダーを購入した方が、後から何かと幸せになれそうです。
ICカードリーダーを購入後、取説にしたがって、適切にドライバをインストールして、ICカードを認識させておきましょう。
公的個人認証サービス・クライアントソフトの導入
ICの認証キーが読み出せるようになっても、そのままの情報でネットワーク間を通信させてしまうと、どうしても第三者に信号を傍受される恐れが否定できません。 そこで、公的個人認証サービス用のクライアントソフトを介して、通信を暗号化することで、セキュアに情報をやりとりするそうです。
次にお手元の環境に合わせた
今回は、著者のPC環境(macOS Catalina 10.15)ということで、
利用者クライアントソフト Ver. 3

動作確認
折角なので、ICカードリーダーに、マイナンバーカードを挿入し、
動作確認
トップページの
動作確認

リーダーとカードを接続し、
実行
動作確認開始・・・・・
キーチェーンプロセス確認
*** ?? 0:00.03 endpointsecurityd
*** ?? 0:02.31 /usr/sbin/securityd -i
*** ?? 0:00.04 /usr/libexec/securityd_service
ICカードリーダライタプロセス確認
公的個人認証ICカードプロセス確認
ICカードリーダライタ基本動作確認
SCardEstablishContext OK
SCardListReaders OK
Reader01:********-CCID
SCardGetStatusChange OK
SCARD_READERSTATE->dwEventState : 0xffffffffff
SCARD_STATE_PRESENT
SCARD_STATE_CHANGED
SCardConnect OK
SCardStatus OK
Reader Name: ********-CCID
Reader State: 0x00000054
Reader Protocol: 0x00000001
Reader ATR size: 0x00000009
Reader ATR Value: ***************
SCardDisconnect OK
SCardReleaseContext OK
動作確認終了
ちなみに、IC内のデータは、
自分の証明書

に見えるように、署名用電子証明書(パスワードが6桁~の英数字で登録したもの)と利用者証明用電子証明書(パスワードが4桁の数字で登録したもの)の詳細を覗くことができます。 一度、確認しておくと良いと思います。
e-Taxの初回登録
ここからようやくe-Taxのサービスへ利用登録できます。
事前準備編
まずは、e-Taxのページにある、

のボタンをクリックします。 すると何やら以下のような、登録情報を設定する画面が出てきますので、順に手順を確認していきましょう。

手順① ~ ②は、特に文章を確認するだけですが、手順③で
ルート証明書・中間証明書のダウンロード及びインストール

ここも、手元の環境に合わせて、証明書が未発行であれば、ここでインストールします。
モダンなブラウザであれば、既にルート・中間証明書は既にインストールされているかもしれません。 Firefoxを例にあげると、
設定 > プライバシーとセキュリティー > 証明書を表示

手順④では、ブラウザのホップアップブロックしないようにブラウザのホワイトリスト設定をする確認です。 いうまでもなく、アドブロックのようなアドオンもホワイトリストサイト登録するか、機能を切っておかなければなりません。
初回登録
PC環境が整ったら、いよいよ
今回は、
法人

さらに進みます。

さらに進みます…

…うわぁ…、入力する項目多いなぁ…と思いつつ、とりあえず聞かれている項目全部を埋めていきます。
紆余曲折を経て、この登録が終わると、
利用者識別番号(半角数字16桁)
暗証番号(半角数字8桁以上)
e-Tax(Web版)へのログインテスト
ここまでで、e-Taxを利用できるかと思います。
お手元にWindowsパソコンを利用していらっしゃれば、
直近の一年でMacBookなどのOSXのパソコンへのインストール版も用意されたようで、Macbookをお使いの方は必ずしも
ともかくe-Taxソフト(WEB版)で先程のユーザー名とパスワードで、ブラウザでアクセスしますと、そのままログイン画面にナビゲートされ、先ほどの、
利用者識別番号
暗証番号

ということで、このユーザーIDと暗証番号を利用すると、同じようにe-Taxソフト(DL版)でも使うことができます。 詳しくは以下のリンク先の記事をご覧下さい。
余談
このe-Taxソフト(Web版)は、なかなかクライアント側の環境にうるさく、手元のパソコン(本記事執筆時で最新のmacOS Catalina 10.15とfirefox71)でアクセスしますと、

と言われ、
OSを最新にしろ
Safariじゃないとダメ
その意味では、e-Taxソフトを安定的に利用させようとするなら、windowsパソコンでe-Taxソフトのインストール版を利用した方が良さそうです。
まとめ
e-Taxを設定するだけでも一苦労でしたが、なんとか利用登録できました。次はeLTaxの利用登録に挑戦してみます。
追記(2020/02/14現在)
個人の確定申告の時期がやってきましたので、とりあえず手元のWindows10 PCの
Microsoft Edge
カードリーダー読み込み中...
一体全体なにが起こってるのかと、
Edge
Microsoft Store
バージョンアップ後の Microsoft Edge について動作確認を行ったところ、以下の機能等が正常に動作しないことがわかりました。
(正常に動作しない機能等)
・環境チェック機能
・マイナンバーカード等の電子証明書による電子署名に係る機能
・画面表示
・CSVファイル又はXMLファイル読み込み機能
・イメージデータ(PDF)の添付
ご不便をおかけしますが、当面の間は Internet Explorer 11 から下記の対象システム・コーナーをご利用いただくようお願いいたします。
なお、令和2年1月16日以降にMicrosoft Edgeのバージョンアップを行っていない場合は、引き続きMicrosoft Edgeをご利用いただけます。
(※)令和2年1月16日以降にMicrosoft Edgeのバージョンアップを行った場合は、以下の「【参考】新しい Microsoft Edge のアンインストールについて」をご確認ください。
今後、バージョンアップ後の Microsoft Edgeへの対応を検討していきますので、対応時期が確定しましたら、改めて当ホームページでお知らせします。
...なんと
Edge
IE11
IE11
Edge
以上、Macユーザー以外には全然うれしくないニュースでした。